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執筆者の写真丸山拓也

隠し味

お世話になっております!

丸山工務店 丸山拓也です!


ここ最近で子供2人の運動会が別々に開催されました。


8歳の娘が通う小学校は僕の母校でもあり、5歳の息子が通う保育園はその隣なので、各行事が重ならないように相互で確認を取っているようで、これまでも行事が重なることなく夫婦で子供たちの成長をしっかり見守ってこれました。


長女を保育園へ預けることとなって、どこに決めるべきか夫婦で話し合ったことを覚えています。


何件か見学に行ってから、

通う距離

園内の雰囲気

カリキュラムがしっかりしている

など、それぞれの良さを確認してから決めました。


が、娘の発達著しい大事な期間に多くの時間お世話になる場所と考えると初めは心配でありました。


未満児(年少児より前)の頃からクラス内外の友達、先生たちと楽しそうに遊ぶ娘を保育参観や送り迎え時に確認できて安心したのを覚えています。(稀な回数ではありましたが..)


いま娘が個性として持っている

コミュニケーション能力

絵を描くこと

家にあるものでの工作

機嫌良い時には歌を歌うこと

これらは保育園で育まれた個性だと思っています。


親としての家庭での教育としては、

やって良いことと悪いことを教える

人の痛みがわかる

食べもの、使うものを大事にする

親が1番の味方だとわかってもらう


大事に思うあまり、時に強く言ってしまうこともありましたが、それが原因になるような娘とのコミュニケーションの違和感は感じていません。


とはいえ、僕は休日が週一だったので娘は父との時間より保育園にいる時間の方が遥かに長かったことになります。


保育園の先生方と妻のみづきさんのおかげで今の父子間のコミュニケーションがあると思うと感謝しきれません。


息子も同じ保育園に通い、来年が年長児で最後の年です。


もう少しお世話になります。

これからも宜しくお願いします。






"あれもしておきたい、これもしておきたい"


あまりプライベートの時間が取れないので出先ではよくこんな思い付きを起こすことがあります。


もちろんそれが良い方にも良くない方にも転ぶのですが。


先日はそれが良い方に転んで嬉しくなる出来事がありました。


とてもお世話になっている群馬の工務店さんたちの集まる"利根ヨットスクール(TYS)"の第一回研修旅行がありました。(福島県1泊2日旅)


これまでも別の団体のお付き合いで研修旅行や建築旅行に参加していましたが、思い出すことといえば昼間からお酒を飲む事を楽しみしていた方が大半で、夜の部はお酒好きのおじ様方の大盛り上がりといった会なので、時間を大切にしたいと考えてからフェードアウトしました。


TYSは同じく工務店の集まりではありますが、少人数で全員でディスカッションできる体制にこだわり、移動中も工務店の在り方や個人の心の持ち方を談義していました。


愚痴や下世話な話に逸れることなく議題は一つのまま早朝から頭はフル回転です。


旅の段取りは田村工業の田村博さん(スクール校長)が全て手配してくださいました。


食事場所や立ち寄り所の下調べはもちろん、ルート検索から高速代と燃料代まで割り出して会費が設定されていたのです。


大手旅行会社でもここまで綿密な段取りはできないと思います。


今回僕は松島匠建の松島聖士さんと運転手兼、出納役に就いて朝に徴収した会費から全ての支払いとドライバー&ナビゲーションを任されました。


田村さんの計画通りに実行できるか心配ではありましたが、福島県会津地方までの3時間往復や立ち寄り場所での滞在時間、休憩時間など無理をすることなく順調に進んでいくので、旅程に気に取られることなく皆さんとの会話についていけました。


先輩方に気を遣う礼節を学ぶというよりは、お客様をアテンドする機会があればその全てを自身で計画して、その通りに実行しなければならないですし、工務店業を改めて考えられるとても良い経験になりました。


そのことに深く気付いたのが1人で宿のチェックアウトを先に済ませていた時です。


ロビー近くにあったお土産コーナーの"くろがね焼"に目が留まりました。


商品やサービスに説明書きや理念が込められていると読み込んでしまうタイプなので、そのくろがね焼もそんなオーラを放っていたように感じます。(勝手ながらに)


そこには『前日17時までに予約いただければお土産用にご準備しておきます。』と書いてありました。


女将さんに聞いてみると、お店で手焼きした物をお渡ししたいのでその対応をしているのだと知り、そのこだわりを知ったら勢いのままに身体が動いていました。


なかなかの坂道を下りきった所にお店があるのは知っていたので、皆さんが部屋を出る支度を済ませる前に戻らなければと焦りながら向かい、老舗の和菓子店玉川屋さんへ。


いつもの自分であったら、あー損ねたー。程度で終わっていましたが、そうならなかったのは田村さんが魂を込められたこの研修旅行をより良くするために知ってもらいたくなり、独り占めするのではなく皆さんにお渡ししたいと思ったからです。


ただ購入したものの、お渡しするタイミングに迷いました。


下宿先の岳温泉扇やさんのおもてなしが素晴らしくて朝食がどれもおいしく皆さん満腹の様子。


そして昼食は会津名物のデカ盛りソースかつ丼の予定で田村さんからも朝は食べ過ぎ注意と言われている状況でありました。


それを知っておきながら大事な会費で購入したくろがね焼き。


渡すタイミングによっては炎上して自刃となり、会津藩の白虎隊と眠ることになってしまう状況にソワソワしていたのはここだけのお話です。


その後むらいさんのデカ盛りソースかつ丼をいただいて、車内は食べ切った満足感と満腹度でいっぱいです。


食後のコーヒーを飲みましょうとなった時に、ここしかない!と一世一代の決断をするようにお出ししました。


結果は奇襲をかけたようにまさかの反応をいただき、甘いものは別腹だと寛容な皆さんの計らいでコーヒーのお供としてもらいました。


ネタのような仕込みになってしまいましたが、お世話になった岳温泉名物品ですから間違いないものでありました。


扇やさん、女将さん、玉川さんに感謝感謝です。

素敵な思い出とおもてなしの心を学べることができました。



学び処としてもグラスウール断熱材のパラマウントさんの工場見学で、原料は再生ガラスを95%使用しているサスティナブルな取り組みに関心しました。


住宅の高性能化に伴ってラインナップを工夫して変化に対応している体制も知り、新築では羊毛断熱材を採用中ですが、改修工事ではグラスウールが活躍するのでお客様への説明に深みを持たせられるようにいただいた資料を読んでおきたいと思います。


本当に濃密すぎる研修旅行でした。


学びだらけであり、それを皆さんとアウトプットしながら裸の付き合いをのぼせるまでして、夜更けになるまで真剣な話で持ちきる会は他にはないかと思います。


大袈裟でなくその全てがお客様への家づくり、人生づくりをより良くできる訓練に通じるのです。


デザインで差をつけるのではなく、住まいての方にメンテナンスの負担をかけないように。


性能は数値で見える化できますが、体感(実測値)施工の精度が大きく影響してきます。


箱を売るのではなく、わたしたちだけが提案できる安心な暮らしをよりわかりやすくお伝えできるように。


突き詰めるべきことはまだまだたくさんありますが、それはワクワクでしかありません。


これをわかっていただける方とだけ分かち合えたらそれが僕の幸せなのかもしれません。


人生観を考えられる方たちと仕事ができること。


本当にありがたく思います。

これからも宜しくお願いします。



最後まで読んでいただきありがとうございました!

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