徳と得
- 丸山拓也
- 9月8日
- 読了時間: 4分
お世話になっております!
丸山工務店 丸山拓也です!
徳を積むこと
「徳を積む」とは、見返りを求めずに良い行いを積み重ねること、またはその行為によって人徳を高めることを意味します。具体的な行動としては、感謝の気持ちを伝えたり、他人への親切や思いやりを示したり、清掃活動を行ったりすることが挙げられます。これらの善行は、目には見えませんが、心の平安や人間関係の向上、さらには将来的に良い結果をもたらすと信じられています。
と長々となってしまいましたが、AIではこのように説明しています。
改めて、良いことだなぁと感じました。
先日、現場で。
お隣のクリニックさんの従業員駐車場スペースをお借りしているのですが、無償でお借りできているので僕はそこの敷地の少しばかりの管理をさせてもらっています。
厚めの砕石敷きにも関わらずそこそこ生えてくる雑草たちの生命力の強さに圧倒されながら週一回お手入れしています。

時期なのか、場所なのか、変わった雑草を見ることがあります。
ボリュームが出てくると虫の休憩所なのか住まいなのかわかりませんが、草の中で生態系が生まれているような所もありました。
この前は短い稲の様なものが密集して一本一本根を張るタイプの方が。
茎が細いのでこの手のは根まで抜きずらいんだよなぁと思いながら手を出してみると、ドバァっと小さな何かがたくさん飛び出しました。
!!!
よく見ると小さなバッタの様なとにかく跳ねる虫でした。
この草がさぞ居心地が良いんでしょう。
他の場所にある同じ草も同じようでした。
虫の立場になって考えるとなんだか申し訳なくなる気持ちになりまして。
そんな小さな気付きを拾えるのは普段から徳を積むことを心がけているからなのかなと感じた朝でした。
これをやっておいたら徳になりそうだな。
これは損なのかな『得』なのかな。
時に徳と得を間違えていることもしばしば。
感情のままに、直感のままに判断するよりも、落ち着いて考えられるでしょうし、良いことがあれば、普段の心がけのおかげかも!と立ち返って気持ちの良い循環にできるかもしれません。
という意識をすることを大切にしています。
それは現場でも。
新築工事中の現場では建て方が終わった後も助っ人で来ていただいて屋根の防水まで完了して耐力面材を張っています。

張るといってもすぐに張れるわけではありません。
金属は熱をとても伝えやすい(熱橋による結露リスク)ので構造材を固定する金物が外部に出ている所にはウレタン断熱材で処理する必要がありますし、今回から採用している制震テープは耐力面材を張る前に下準備をしておかなければなりません。

耐力面材がそもそもなかったり、性能向上の工夫がなければ次へ次へ工程を進められます。
そことの比較で焦ることはありますが、丸山工務店が大切にしている仕様をスペックダウンさせてまで早く建てようとは考えません。
今回面材を張るぞ!と意気込んだ時に建て方日に制震テープを前もって貼っておいてもらい、面材を張るための下地やウレタン断熱処理を済ませておいてもらえたので、気持ち良く進められることができました。
高所で作業している職人さんが花形になりがちではありますが、丸山工務店では参加していただいている皆さんが主役。
その後のことも考えて準備に回っていただける現場想いの方々のおかげで流れ良く進められています。
あとから気付く細かな配慮の痕跡を幸せになれることもあります。
これも普段から徳を積もうと意識をしているからなのかもしれません。
今回初めて言語化しましたが、少し心配されてしまうような気もしてしまいつつ、意識をすることまではおすすめできますので是非是非、徳を積むライフお楽しみください。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
群馬県太田市で高気密高断熱、自然素材と耐震構造の住宅の株式会社丸山工務店。心も身体も健康になれるMARUな暮らし。を提案します。
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