in june
- 丸山拓也
- 3 日前
- 読了時間: 4分
お世話になっております!
丸山工務店 丸山拓也です!
6月に入りました。
梅雨入りの季節でもあり、一年の半分を終える月でもあり、誕生月でもあります。
ということで梅雨生まれだからかカエルが好きという話では脱線し過ぎてしまうので、
雨に濡れてしまうと身体が冷やされて風邪を引きやすくなるという話。
そんな大袈裟な!という受け取りをしていたのは割と最近まで。
温熱を勉強してからは体感するものがどんな原理なのかを知りたい脳になっています。
水の熱伝導率は空気の25倍になると言われています。
濡れた服が肌に接していればそこから身体の熱が奪われていき、低下する体温を上げようと熱エネルギーを使います。
その体温の変動と動かなくても消費するエネルギー量から体力を奪われて風邪を引いてしまう流れです。
最近の夏の作業着の神器であるコンプレッション(ぴちぴちインナー)はこの原理で、汗をかいて濡れた服が風を通しやすく乾きやすくなっているので、ぴちぴち部分のほぼ全体が身体を冷やしてくれます。
僕はそれで腹部が冷えすぎてお腹を崩しがちです。
家の中でそれを感じられやすいのは入浴の時ではないでしょうか。
春秋時期はエアコンに頼らなくても室内はどこも快適温度である環境での入浴になります。
湯船での温まりが甘かった時やシャワーだけで済ませた後に脱衣所へ入ると、入浴前よりも室温が下がっているように感じます。
それが寒さの厳しい時期になると..
実家は築35年で当時は家を長持ちさせるためには無断熱が正義であるとされていました。
そんな家での冬の冷え方はなかなかなもの。
脱衣所にはスポットで温める小型ヒーターがありましたが、それでも服を脱ぐには気合いが必要なほど寒いんです。
服を脱いでからシャワーを出すにも早くお湯が出てほしいのに異常なほど長く感じるんですよね。
髪、身体を洗っている時間も寒さから身体を丸めて早く洗い終えたい!!とせかせかしていました。
当時はヒートショックの危険性を知らずに耐え忍んでいました。
出る時は濡れているので25倍ツライわけですし、寝る頃には身体が冷え切ってしまいます。
そうなると湯温は高めに設定して長く湯船に浸かることが習慣化してきます。
コレ、、危険なんです。
急激な温度差によって血管、内臓へ大きな負担がかかります。
体感済みなのでわかりますが、手足が痺れるほど冷えた身体を43℃設定で沸かしたての湯船に浸かるとゴクラクゴクラク〜と気持ちが良いんですが、身体のメカニズムでいえばその時には血管が広がって血圧が急降下しています。
意識が遠のくような感覚に気持ち良さを感じていたのは事故と紙一重だったのかもしれません。
また、その前後には寒さで急上昇しているので、歳と共に弱くなっていく血管を酷使してしまっている状況です。

うちには浴室暖房があるから!というパターンだとしても上下にくっきり暖気と冷気がわかれてしまっていて効果は半減ですし、有限な資源を削ってつくられた電力を浪費してしまっています。
『ヒートショック』=お風呂
という刷り込みにもなってきていますが、温度差が10℃以上になれば身体に負担がかかるとも言われています。
いつまでも健康を維持していくのは難しいので、丸山工務店では根本の改善をして事故を起きにくい環境にしていくことをお勧めしています。
住環境として見た目を整えることも大切ですが、暑くて寒い生活が変わらなければその仕事はお客様のためになっていないと思っています。
本当に大事に思うならば、自分を信頼してくださる方を大切に思うならば、衣食住の住のプロとして恥ずかしくない提案をするべきです。
その分相談いただいてから計画、提案までは時間を掛けてしまいます。
それは表面だけでなく築年数分陰ながら支えてきた隠れた内部のことも考えてあげないといけないからです。
僕のやるべきことはこれまでの経験を活かして、『丸山工務店に頼んで良かった!』と、どの角度からも思ってもらえることです。
そのためには技術も経験も必要ですし、勉強して新しい情報を掴むことも欠かせません。
やることだらけですが、その分やり甲斐に満ちていると感じています。
大工として、工務店として、父として、市民として、この立場でしかできないことをたくさんやっていきたいですし、その姿をこれからの世代の人たちへ示して夢を持ってもらいたい。
立場が変わって見方も変わってきました。
夢は大きい分課題は山ほど。
毎日が『夏休みの宿題を後回しにしてきた最終日』のようです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
群馬県太田市で高気密高断熱、自然素材と耐震構造の住宅の株式会社丸山工務店。心も身体も健康になれるMARUな暮らし。を提案します。
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