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秋の花

執筆者の写真: 丸山拓也丸山拓也

お世話になっております!

丸山工務店 丸山拓也です!


日本の三大芳香木といわれる金木犀の花の香りを感じられるようになってきましたね。


天然の香りとは思えない甘く柔らかい香りに毎年癒されています。


天然らしからぬ甘い香りだからなのか、『金木犀の香り』を表現した柔軟剤、シャンプー類、ハンドクリーム、ディフューザーなど多く見るようになりました。


天然の金木犀の香り好きとしては、なんちゃっての香りには惹かれませんよーと思いつつ、試供品を嗅いでみたらビックリ!本物と遜色がないんです。


花から抽出する芳香成分がそのまま反映できるのか、

ただ香りの組み合わせで表現しやすい香りなだけなのか、


いずれにしても、この時期だけの香りだったものがいつでも感じられるようになりました。


そうなってから今年の金木犀の香りを感じたときに違和感が。


それまで待ちに待っていたものの価値が薄れてしまったように感じました。


最先端!便利!大発明!は素晴らしいこととは思いますが、満たされないから満たされていることって実は多いのかもしれません。


古き良きを大事にしたいと思う出来事でした。



香りは嗅覚でその時の記憶とセットで思い出されることもあります。


家族とのドライブ中や、通学中に聴いていた音楽を聴くと懐かしいなぁ〜。となる感覚と似ていますね。


その思い出が楽しく幸せなものであったのなら、心が温かくなって優しい気持ちで満たされます。


もしそれが家族が集う家で積み重ねられたら、住み心地以上のものを手にすることができるじゃないか!と思いまして。


MARUな暮らし。の室内では湿度の変化で香り方が変わる木の香りがメインとなります。


内装仕上げは無垢板、珪藻土、紙クロスとしていまして、香りで比較すると珪藻土はおとなしいので木の香りが引き立てられます。


OB様宅へお伺いする度に玄関ドアを開けた時の香りにいつも癒されます。


それが"我が家の香り"になっているのはとても羨ましく思います。


木の香りを感じられる場所って意外と少ないんですよね。


キャンプ場のバンガロー、サウナ室、登山道の山小屋あたりでしょうか。


どれも非日常を楽しむ場所なので、心から寛げる場所ではないですね。


それでも木が好きな方ならそこで過ごした時間はしっかり印象に残っているかと思います。


なかなか遠回りしてしまいましたが、今回お伝えしたかったのは、香りは思い出を起こしてくれるきっかけであり、家族とその香りを共有していれば、家での小さな幸せに思える出来事が積み重なって豊かさに溢れた家庭がつくられていくのではないかと考えました。


大きすぎることかもしれませんが、願っていればきっと届いてくれるはずと信じています。


今しかない天然の金木犀の香りに浸りながら残された秋をゆっくり堪能していたいですね。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

また来週も宜しくお願いします。

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