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自立研関東ゼミ

執筆者の写真: 丸山拓也丸山拓也

更新日:2024年6月26日

お世話になっております!

丸山工務店 丸山拓也です!


今年も自立研関東ゼミに招待いただけたので参加してきました。


今回は新規の参加者数が過去一だったそうです。


"より良い住環境をお客様へ提案できるようにするため。"


ここへ参加される方の直接的か間接的にある共通点だと思っています。


そんな方達が集まる水道橋の貸会議室のエネルギーは凄まじいです。


冒頭で自立研のあらましを知りました。


まず、自立循環型住宅とは、、

↓公式へのリンクです。



国交省が推進する自立循環プロジェクトの一つです。


この取り組みに関係する講座を年3回のうち2回開いて、最終日には事例発表をして家づくりの実例を聞いて全員でディスカッションをします。


このディスカッションが只事ではありません。


発表内容はどなたも住まい手様への愛に溢れています。


ビジネスモデルをひけらかすような方はいません。


それでもディスカッションタイムとなれば、発表者の方を讃える一方で、様々な視点から指摘が入っては発表者の方を中心にグループで意見交換をします。


雰囲気は和やかではなく、張り詰めています。


限られたディスカッションタイム、年に一度の機会を大事にされるからであって、志すものが同じだからこそ自然とそうなるのだと思います。


この自立研へ参加することで自分の考え方を持ちながらも皆さんの意見を聞いて柔軟な頭を持つことができます。





2024年1回目の講座は、岐阜県の凰建設 森こうすけさんが登壇。

難しい内容をわかりやすく解説いただける、

"空調の基礎を極める講座(基礎編)"

でした。

温熱環境の中でもとても奥深い"湿度"の勉強です。


家庭用の温度計に表示される湿度は相対湿度。


それだけでは快適を求められないのです。


絶対湿度と比エンタルピーの快適範囲をコントロールできることが理想とされています。


X(旧Twitter)ではそれを指標とされている住まいての方がいるお話しもありました。


ごく少数だとは思いますが、我が家での生活を楽しまれていることが伺えますね。


プロとして最前線を網羅して、そうした方達とも共に楽しめる家づくりをしていけるようでありたいです。


楽しく学ぶという所では、講座中に東京とフランス ボルドーの年間の気候をそれぞれ湿り空気線図へプロットして比較をする演習がありました。



空気線図から読み取れる絶対湿度と比エンタルピーから快適を感じられる範囲がわかります。


ただ体感には暑がりだったり寒がりだったりと個人差がありますので、目安としての数値になります。


自分が最も快適だと感じられるのはいくつなのかな。と深掘りしていくのも面白そうですね。


絶対湿度は8〜12g/kgDA

比エンタルピーは30〜60kJ/kgDA


その見方をしてみると日本は比エンタルピーの差が大きく、加湿と除湿をうまく使いこなさないと快適を得られないことがわかります。


それに比べてフランス ボルドーは一年の半分が日本の中間期となる5月や10月のような設備に頼らなくても快適と感じられる(窓を開けたり、衣服で調節)期間と同じになるという、とても過ごしやすい場所であることがわかります。


海外旅行といえば観光名所や食べ物、文化を楽しみに行くものだと思っていましたが、気候を楽しめたら尚魅力を感じられますね。



今回の講座は基礎編。

次回は8月に応用編です。


エアコンについての深掘りがあるようですので、楽しみです。


が、しっかり基礎編の復習をして記憶を繋いでおかなければいけません。


MARUな暮らし。をより良いものにしていくための学びになるのですが、この年3回の自立研は講座はもちろん、講師の方も共に学ぶ方達も、その皆さんとの懇親会も(お酒が!というよりは、お酒が入って先輩方と和気藹々と親交を深められる場として)

全て楽しみながら得られることが住まいてのご家族の快適な日常の提供に繋がります。


楽しみながら学べることを学生時代に備えていたら、、と思いますが、そうなるとどの道を進んでいたかもわからなくなるので、これでいいのだとして毎年の貴重な時間を確保していきます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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