お世話になっております!
丸山工務店 丸山拓也です!
今週は去年より参加させてもらっている"住まいるlab."の群馬支部が初開催する、曳家(ひきや)を専門に仕事をされてきた
"曳家岡本"の岡本直也さんによるセミナー
『構造から直す本気の住宅再生』
こちらの運営協力に行ってきました。
群馬支部長である伊勢崎の剛工務店、生形剛さんは大工の大先輩でもあります。
これまで度々お世話になった方ですので、何か協力できることがあれば!と思っていました。
失礼ながらセミナーの内容よりも群馬支部初開催のセミナーの成功に目を向けすぎてしまっていました、、
曳家業といえば区画整理で該当する既存の建物を新しい区画へ移動させることだと思い込んでいましたし、建物に関係する知識は備えていた方が良いとはいえ、この専門分野のお話を活かせるイメージが湧きませんでした。(岡本さん大変失礼しました!)
岡本さんのお話の中で度々言葉にされていたのが、『皆さんは相手がどんな専門業者であってもお客様との通訳者であって欲しい』でした。
建築のプロであるのだから、どんな依頼にも内容を理解した上で対応できなくてはなりません。
被災地で沈下して傾いてしまった建物の再生も行なってきた岡本さんが、現地の工務店との連携をしたり、現地の同業者の仕事を見て、対応の杜撰さに憤りを感じたというお話を聞いて背筋を正される思いでした。
業界内の専門分野の深堀りまでするには相当量の時間と根気強さが要ります。
そもそも工務店としての仕事を全うするだけでも簡単なことではありません。
そのため適材適所として専門の業者さんや職人さんの存在が大変大きいものです。
大事なのはその連携の取り方。
依頼に対してその対象となる工事をお願いして管理費用をいただく。
その依頼にどれだけ親切になれるか。
見えていない建物の傷み具合から今の状況を把握してお伝えするのもお客様への地場工務店としての責務だと思います。
ただ、不安を煽ってしまわないようにする伝え方を心がけて、その対策まで考えてフォローできなくてはなりません。
真実といえる情報、知識はあまり出回ることがありません。
ネットでは賛否両論となって結局納得のいく答えを見つけるまでに疲弊してしまいます。
それは建設業に限らずどの分野においても言えることですし、知ることができたから幸せ。になるとは言い切れませんが、その道をただただ真っ直ぐ突き進んできた方たちから聞ける言葉は熱く、優しく、眩しいものでした。
僕はそのように曇りのない言葉を発信して小さく少数なりにも、"知っている幸せ"を感じてられる安心安全な暮らしでお客様を守っていける体制を整えていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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