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残暑のなか

執筆者の写真: 丸山拓也丸山拓也

お世話になっております!

丸山工務店 丸山拓也です!


残暑お見舞い申し上げます。


と使われる残暑は立秋後に残る暑さのことですが、あまりにも残りすぎていますね。


暦の上では現在は秋ですが、まだまだ夏全開です。


温暖化が進み、年々夏が長くなって熱中症は誰もが一度は経験した事がある!そんな事にならないために対策をしていかなければなりません。


小さなエネルギーで快適を得られる環境を作るために..


断熱改修をして空調の効率を上げて室内の温度差を少なくする。


フルリノベーションは費用が膨大になってしまうので、

留まる時間の長いエリアだけを区画として断熱改修する事や、

元々ある窓に内窓を取り付けて断熱性能を上げる事、

夏の日射の侵入は大敵なので、遮蔽をする。(理想は外側から)


先人の知恵で『よしず』の存在が光ります。


大きな事も小さな事も取り組めば、省エネルギーそしてCO2削減に繋がります。


温熱の知識を深めていくほどに、それを活かして社会貢献をしていきたいという想いが強くなります。


自分の立場で出来ることはもっとたくさんあるのではないかと思っています。




サーモカメラで夏の日射の影響をどれほど受けているのかを現在新築中のMARUな暮らし。ができるK様邸にて撮影をしました。


屋根の表面温度は80℃越え..

職人さんとの話で、夏場の屋根仕事は過酷で靴の底が溶けるとか、30分も居られない、目玉焼き作れるよ!など色々と耳にしますが、いよいよ本当に卵が焼けてしまう温度になりますね。


靴底の素材も考えないと熱に耐えられず溶けて屋根に足跡が残ってしまうなんて事にならないように気を付けなければなりませんね。


屋根一体型の太陽光パネル。

80℃越えの過酷な環境で発電をしてくれる功労者です。


それでもさすがに排熱できてないと辛いですよね?

株式会社カナメさんのカナメソーラールーフは外観の美観を良くするための屋根一体型の太陽光パネルではなく、機能も備わっています。


下にも本屋根同様に防水してくれる下葺き屋根の層があり、防水対策は二層で、その間には30mmの隙間を作って通気層(防露、排熱効果のある)も兼ねています。


それでいて惚れ惚れする外観を演出してくれる仕上げ。


MARUな暮らし。には頼もしいすぎる味方がいます。


排熱される温度はどうかな。

その温度を受ける屋根断熱材はどれほど熱をカットして、天井の温度はどれほどになっているのかなと、確認をしてきました。






自然素材であるが故に熱伝導率はトップクラスではない羊毛断熱材でも56.4℃の熱を31.8℃まで遮ってくれていました。


ムラがない所も素晴らしい機能の一つです。


その機能を熟知した断熱気密の指導者である野尻さんのレクチャーがあってのこの結果です。


性能のより良い断熱材を使えば室内温度は30℃を切るかもしれません。


しかしこの先羊毛断熱材からそちらへ切り替えるつもりはありません。


なぜならば、羊毛断熱材の持つ特徴である、

自然素材による健康への配慮。

吸湿し放湿する調湿効果により内部結露の防止と室内を快適な環境に整えてくれる。

余計な湿気は通気層から流れて乾燥されます。


結露対策は各々の考え方があり、正解は一つではありません。


中と外で湿気のやりとりができれば内部結露を起こさない羊毛断熱材とはいえ、更に安心できる住まいの提供ができる計画となる。


そう考えての屋根の構成です。


一生に一度の新築計画は住まいも住まい手様にも健康で長寿命となってもらいたい。


まだまだ勉強が足りませんが、この気持ちが変わることはありません。


住み始めも住み長らえても変わらない安心感を得られるように。


その想いを込めながら一棟一棟丁寧にお仕事させていただきます。


心が通じる方とのやりとりはとても深い信頼関係を結べると信じています。


その気付きをいただけたK様には感謝をしています。


多くの縁が参る事を楽しみに、日々勉強していきますので、宜しくお願いします。


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