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心のシャッター

執筆者の写真: 丸山拓也丸山拓也

お世話になっております!

丸山工務店 丸山拓也です!


やっぱり触れておきたい話題。


妻のみづきさんの水曜日ブログでも取り上げられていますが、ここ太田市では数年ぶりに15センチ雪が積もりました。


2014年の積雪60センチの大雪でのトラブル対応や雪かきに苦労した経験をしていると、積もっていく雪を見てソワソワしていましたが、子供たちは大興奮。


学校から登校は1時間遅れになる連絡が入ったので夜な夜な雪合戦をしました。



気付けば雪を浴びて子供の手袋が防寒の意味をなしていない状況になっていたのですぐにお風呂タイムへ。


かじかむ手はお湯が温かいのか温かくないのかわからないほど感覚がなくなっていて、間違いなくやりすぎてしまいました。


風邪を引かせてしまったらダメ親になる攻めすぎたギリギリラインでしたが、子供たちは楽しい思い出にできたであろう、笑いっぱなしの夜でした。

終始的だったのでブレブレの写真しか残せませんでしたが、父の心のシャッターはしっかり切れています。


湯船に浸かって冷え切った身体を温めると、あの魂が抜けてしまうような気持ち良さを感じました。


久しぶりの感覚です。


実家に住んでいた頃の冬場はほぼ毎日のように触れていたあの温度差。


とにかく底冷えが強い..


旅館やスーパー銭湯で身体を清めてから、まず露天風呂に浸かった時の気持ち良さにも似ていますね。


でもその身体の芯からビリビリと温められている時の血管運動が気持ち良さの正体であって、体調によっては危ない状況なんです。


寒さでこわばる時には血管が収縮して血圧が上がり、熱いお湯に浸かると身体がびっくりするように更に血圧が上昇して、温められていくうちに血圧が下がる効果で脱力感から気持ち良く感じられる。



あの快感にはリスクがあるんです。


実年齢よりも血管年齢が増していたり、体調によっては若い人でもその一連の流れでヒートショックを起こしてしまう可能性は十分にありえます。


住み続けていく環境が危険と隣合わせであるとしたら。


不安を煽るつもりはありませんが、今回のように冬の寒さを楽しむことはできません。


子供たちとの限られた時間の中で心の余裕がなくなってしまうのは、とてももったいないことです。


長く暮らしてきた家だからそれが当たり前。


でも当たり前を疑って、本当は我が家(実家)がどうあるべきなのかを知ることも大切です。


家族に変わらず元気でいてもらいたいのであれば身体と心の健康が不可欠だと考えています。


身体が健康でも心が疲れてしまっていたら充実や幸せは感じられません。


逆も同じように。


丸山工務店を頼りにしてくださるご家族一組一組にこのことを出しきれるように心がけています。


断熱も耐震も性能向上工事は後から追加すると余計な費用がかかってしまうので、設備の故障で交換をすることをきっかけで一緒に建物内部の性能向上を提案しています。


ああしていれば良かった、

こうしていれば良かった、


これが新しい生活をしたあとによぎってしまったら工務店の落ち度です。


そうならないためにとことん話し合う必要があります。


まずはこれまでの生活をお聞きして、悩みを把握して改善策を提案。


フルリノベーションできる予算はなかなか持ち上がりません。


区画を絞り込んで最善の道を探していくことになりますし、そのためには家族会議は必須です。


打ち合わせ当初からだんだんとご家族の仲が深まって、皆さんで工事後の暮らしを楽しみにされている温かい雰囲気を感じられるのはこの立場の特権なのかもしれません。

ここでも勝手に心のシャッターを切っています。


指揮をとるでもなく、お手伝いでもない。


一緒に幸せな暮らしについて考える。


そして計画通りに自社で施工して終始安心して任せていただけるように。


一貫して担当する仕事量はなかなかなものなのでみづきさんに、協力業者さん達に支えてもらわないととても成り立ちません。


皆さんに感謝。そして皆さんにその気持ちを表現していくことを忘れないように。


衣食住の住から新しい幸せを見つけられるサポートができる存在になるため一直線です。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

 
 
 

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