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執筆者の写真丸山拓也

信州学び旅

お世話になっております!

丸山工務店 丸山拓也です!


12月に入りましたね。


先日朝、車の窓に薄氷が張っていました。


紅葉した葉を残しつつ、朝晩はしっかり冷えて冬らしくなってきましたね。


冬至(21日)に向かって日に日に昼間が短くなっていきます。


寒さで手がかじかむので作業でのケガに気を付けなくては。


水曜更新の妻のみづきさんのブログより、

ネギ農家さんのお客様からいただいた深谷ネギはこの時期の身体を温めたい料理にはぴったりです。


お客様が冷え込みの強い日にネギを収穫してネギ剥きをされたものをいただけるありがたみを噛み締めながら。


火を通すと柔らかく甘くなるので子どもたちもよく食べてくれます。


生活サイクルは規則正しくしていますから、これで益々冷えてくる時期の風邪の予防になってくれれば嬉しいです。





先日は木製窓や玄関扉、家具を製作されている長野県千曲市の山崎屋木工製作所様で開かれた工場見学会に参加してきました。


丸山工務店は去年初めて玄関ドアに採用させていただきました。


今年新たに完成した新工場では、材料をセットすれば2本のアームがプログラムされた内容通りに加工を行い、手作業で丁寧に組み上げられたものを機械が塗装するオートメーションの説明と同時に実際の流れを見学させていただきました。


材料のセットの仕方さえ覚えれば誰でも加工ができ、高品質を持続可能なものにできる計画としたことをお聞きしました。




この縦横の接合部はプラグテックというドイツの技術になるそうです。


高性能な重量のあるガラスを強固にして受けられるよう工夫されています。


加工するアームが様々な角度で手先の工具を何回も変えて仕上げていく手数を見て、これをプログラミングするということがどれほど大変なのか全く想像つきませんでした。


塗装の工程も一度ラインに通せば機械が自動で形状を識別して同じ仕上がりになるように組まれていました。


山崎社長が採用されたこのシステムはアジア初になるそうで、その圧巻だった効率と品質管理の高さが今後の山崎屋木工製作所様の安定供給体制がしっかりイメージできました。


材料は地場産のものに限定して、端材を燃料とするのは最終手段と考えて、別の用途で活躍できるように最後まで責任を取られて徹底しているとお聞きしまして、同じく木(有限な資源)を扱う者としてまだまだ意識が遠く及んでいないと痛感しました。


山崎社長は日本木製サッシ工業会の会長も務められていて、木製サッシの高性能化を推進されています。


↑日本木製サッシ工業会HP


木製サッシの可能性を最大限に引き出そうとする姿勢に心を掴まれました。


国産の木製サッシは熱貫流率を厳しく設定した高性能品であるべきだと啓蒙されている


今はガラスの方が高性能なためフレームを薄く幅広くする工夫をしている


木は火に強いことを試験により実証して、45分の耐火基準を上回り60分耐えたこと(炭化するのは温度関係なく1分あたり0.5mm程度であること)


ガラスはマキストーブにも採用される熱に強いもの


ガラスの空気層に封入するガスは経年で抜けて性能が落ちてしまうことを懸念して、ガスに頼らず

空気層の体積を増やす方向へ検討している


気密保持のための工夫は"動かないように"と考えず、"動きに追従させるように"対策を講じて、三段階の気密ラインを組み込んでいる


目から鱗だらけの木製サッシへの思いをお聞きできました。


その熱意がこれからの住宅の開口部を性能面、意匠面どちらも牽引されていくのだと感じました。



その山崎屋さんの木製サッシを採用された"追分の家"と"新津邸"の見学もさせていただきました。


どちらもパッシブハウスジャパン代表理事の森みわさんが設計された物件です。


3地域に建てられているのでまず断熱構成に驚きました。


そして世間一般には弱点だと言われる開口部を大きく取り、日射取得量を優先する計画としているのは山崎屋さんの木製サッシが高性能である証です。


最高峰といえるパッシブハウスで性能だけでなく意匠でも活躍している木製サッシを中心に見学させていただいて、丸山工務店の建てる家の顔にCURATINERを採用できることを誇りに思いました。


素晴らしい取り組みをされている山崎さんと森さんをお繋ぎいただき、オストコーポレーション北関東の吉田さんに改めて感謝申し上げます。



今後とも宜しくお願い致します。

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